記憶の切繪図

志村 五郎

75年の回想
幼年時代、プリンストン、
そして「あの予想」

「フェルマーの最終定理」解決に貢献した世界的数学者が、今まで語られなかった75年の生涯をはじめて明かす。生い立ち、研究生活、発想法、そして「あの予想」について。

記憶の切繪図
  • シリーズ:単行本
  • 2,420円(税込)
  • Cコード:0041
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2008/06/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-86069-9
  • JANコード:9784480860699
志村 五郎
志村 五郎

シムラ ゴロウ

1930年静岡生れ、東京育ち。1952年東京大学理学部数学科卒業。東京大学助教授、大阪大学教授。プリンストン高等研究所を経て、1964年プリンストン大学教授。現在同大学名誉教授。アーベル多様体の虚数乗法論の高次元化、アーベル多様体のモジュライ理論とモジュライに対応するCM体上のアーベル拡大を記述する保型関数を構成し、志村多様体論を展開。アメリカ数学会コール賞(数論部門)、アメリカ数学会スティール賞(生涯の業績部門)、朝日賞、藤原化学財団藤原賞他受賞。

この本の内容

数学者Goro Shimuraの幼年時代、プリンストン、そして「あの予想」。

この本の目次

切繪図の世界
茶色のランドセル
宇宙の構造
子供の悩み
中学では
終戦前後
死について
いかに学んだか
邪念と〓(きょう)慢
大学の三年間
数学者としての出発
教える身になって
フランスでは
プリンストン研究所では
東京に帰って
大阪での一年
再びプリンストンに
なぜあの文章を書いたか
所かわれば
ユー・ウィル・ファインド・アウト
向う側
方程式を解くとは
知の継承が生む創造力
あの予想

読者の感想

2008.12.29 フェルマー

何度も読み返す度に、数学者らしく事実を正確に記述するという気持ちが伝わってくる。谷山・志村予想(定理)のことに関して、本人のコメントが書いてあり、感動した。博学の天才数学者の鋭さを感じました。

2008.8.14 

読み甲斐のある本だと思いました。
今自分が過ごしている時間も貴重な物だと再確認することができました。

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