筑摩叢書251 カミュ論

モーリス・ブランショ

ブランショのカミュ論の類い稀な特質は、その「裏と表」、否定と肯定を隔てる極小の、しかし絶対的な距離の構造を、カミュに代わって論理化した点にある。

筑摩叢書251 カミュ論
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 990円(税込)
  • Cコード:1098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1978/03/30
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:150
  • ISBN:4-480-01251-6
  • JANコード:9784480012517
モーリス・ブランショ
モーリス・ブランショ

ブランショ,モーリス

1907年─2003年。20世紀フランス最大の作家・批評家。両大戦間期、非順応的な右派の若手の論客として知られる。その傍ら小説を書き始め、戦中には思想的立場を転換し、レヴィナス、バタイユらと親交を深めながら、文学のみならず哲学・思想にも関わる評論を書くようになる。戦後は創作とともに、文学・芸術の根本的、本質的諸問題に関わる評論を数多く発表。また、アルジェリア独立戦争および68年5月「革命」に際しては、鋭く体制を批判する発言と活動を行い、その後も拒否の精神を示し続けた。小説作品に『謎の男トマ』『死の宣告』『望みのときに』『私の死の瞬間』、評論に『踏み外し』『文学空間』『来るべき書物』『終わりなき対話』『友愛』『明かしえぬ共同体』など、いずれも現代文学・現代思想を語る際に欠かせない著作を遺した。

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