夏目漱石全集 7
鋭い心理描写とともに描かれる近代人の孤独と苦悩――「行人」ほか、「思い出す事など」「満韓ところどころ」を収載して贈る。
【解説: 吉田精一 】
「詩人らしい純粋な気質」の学者長野一郎は平凡な結婚生活を送りながら、妻お直を信じきれない。弟二郎に対するお直の愛情さえ疑いはじめ、一郎はやがて深刻な人間不信に陥る。「死ぬか、気が違うか、宗教に入るか…」近代知識人の孤独と苦悩を描く『行人』。明治43年に倒れたいわゆる「修善寺の大患」当時の心境を綴る『思い出す事など』、満州・韓国の訪問記『満韓ところどころ』を同時収載。
行人
満韓ところどころ
思い出す事など
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