忘れの構造

戸井田 道三

人間や社会や歴史の「忘れ」現象に光をあてて、人間が人間であることの意味を深く見つめる、洒脱でエスプリあふれる哲学的エッセイ。

忘れの構造
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 501円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:と-3-1
  • 刊行日: 1987/12/01
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:289
  • ISBN:4-480-02181-7
  • JANコード:9784480021816

この本の内容

人間はなぜ忘れるのだろう?忘れることには、一体どんな意味があるのか?「老来、忘れっぽくなった、その腹いせに“忘れ”を俎上にのせてまじまじと見てやろう」という著者が、今までとかく無視されがちだった“忘れ現象”に独自の光を当てて、人間が人間であることの意味を深く見つめる、洒脱な哲学的エッセイ。

この本の目次

序章 記憶のヒキダシ型とマリモ型
記憶とブラック・ホール
忘却の空白と糸
空間感覚の成り立ちかた
喪失した自分
〈忘れ〉と自由な構想
忘れた何かが呼んでいる
身のたけにあった言葉で
丈夫すぎるのもよくない
傘を忘れること
発掘された安万侶墓誌
山の神まつりのひながた
終章 あるかなきかの煙

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