砂糖キビ畑のまれびと ─沖縄・与那国への旅

立松 和平

泥まみれになって手斧をふるい、水がわりに泡盛を飲み……きびしい暑さの中で、与那国島援農隊での汗のしたたる体験エッセイ。

砂糖キビ畑のまれびと ─沖縄・与那国への旅
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 458円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-8-1
  • 刊行日: 1988/03/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-02195-7
  • JANコード:9784480021953

この本の内容

「充たされぬ飢えを抱え、旅をつづけていた。行く先の目的もなく、目の前を移ろいゆく皮膚感覚を頼りに…」たどり着いた先が与那国島援農隊。泥まみれになって手斧をふるい、水がわりに泡盛を飲みつつ、砂糖キビ畑から寄せる汗のしたたる文章数篇。厳しい離島での生活体験を通して語られる島の男たち、女たちのこと、また酒談議等々はそのまますぐれた離島論となり、立松文学の世界となる。

この本の目次

沖縄漂泊
与那国へ
与那国ぬ情
砂糖キビ畑へ
砂糖キビ畑からの便り
南島論へむけて

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