温泉百話 東の旅

種村 季弘 編集 , 池内 紀 編集

読むだけで温まる温泉エッセイ50篇。東日本の名湯秘湯――下部、鳴子、熊ノ湯などを、坂口安吾、徳川夢声、内田百{@EBD5}らの随筆で案内。

温泉百話 東の旅
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-1-6
  • 刊行日: 1988/02/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-02200-7
  • JANコード:9784480022004
種村 季弘
種村 季弘

タネムラ スエヒロ

種村 季弘(たねむら・すえひろ):1933-2004年。東京都生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な知識人として文学、美術、映画から魔術、神秘学にいたるまで多彩なジャンルにわたり執筆活動を展開した。著書に『ビンゲンのヒルデガルドの世界』(芸術選奨文部大臣賞、齋藤緑雨賞受賞)、『書国探検記』、『魔術的リアリズム』など、翻訳書に『パニッツァ全集』(全3巻)などがある。

池内 紀
池内 紀

イケウチ オサム

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。主な著書に、『ウィーン・都市の詩学』(73年)、『諷刺の文学』(78年・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(94年・講談社エッセイ賞)、『見知らぬオトカム――辻まことの肖像』(97年)、『ゲーテさんこんばんは』(2001年・桑原武夫学芸賞)、『二列目の人生』(03年)、『ひとり旅は楽し』(04年)、『森の紳士録』(05年)、『池内紀の仕事場』(全8巻・04年−05年)など。主な訳書に、カネッティ『眩暈』(1972年)、ジュースキント『香水』(88年)、ロート『聖なる酔っ払いの伝説』(89年)、ゲーテ『ファウスト』(99年・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000年−02年・日本翻訳文化賞)など。

この本の内容

全国の温泉をめぐる各エッセイ・小説を地域別に東の旅、西の旅の全2冊に編集。本巻は東の旅であり、関東、中部、東北、北海道の名湯秘湯をめぐる旅。伊豆、熱海、箱根はもとより、下部、鳴子、花巻、熊ノ湯、変ったところでは麻布十番などを、坂口安吾、徳川無声、内田百(けん)、小林秀雄らの味わい深い随筆で案内する。

この本の目次

温泉〈湯ケ島〉(梶井基次郎)
年頭の混浴〈熱川〉(津島祐子)
温泉だより〈修善寺〉(芥川龍之介)
湯の町エレジー〈伊東〉(坂口安吾)
伊豆山蓬莱旅館〈伊豆山〉(田中康夫)
富士屋ホテル〈箱根〉(古川緑波)
麻布の温泉〈麻布十番〉(川本三郎)
猫町〈伊香保〉(萩原朔太郎)
みなかみ紀行抄〈水上〉(若山牧水)
夢二の手紙抄〈湯田川・東山〉(竹久夢二)
父茂吉の匂いを訪ねて〈銀山・蔵王〉(北杜夫)
花巻温泉〈花巻〉(高村光太郎)
蔦温泉〈蔦〉(小林秀雄) ほか

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