いのちの大河 ─若き友への手紙
愛する一人息子を自死で失った父親が思春期を真摯に悩み苦しんでいる若い友へ、生き続けることの意味を書き送った手紙。
- シリーズ:ちくま文庫
- 501円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:こ-1-3
- 刊行日:
1988/04/26
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:4-480-02206-6
- JANコード:9784480022066
- 在庫 ×
人間は二度誕生する。その思春期という第二の誕生の中で、人間は真撃に生き悩み、苦しみ、ある時は挫折して、死をえらぶ。愛する一人子を自死で失った著者が、O・Mさんへの手紙という形をとって、すべての若い人たちへ、いま危機にある「個のいのち」がじつは「いのちの大河」の中にあることを、心をこめて伝えるメッセージ。
人間は二度誕生する
さまざまな束縛を抱く存在
快楽に囚われたこころ
一人を自覚して生きる
私が学びはじめた頃
真の「友情」について
子どもの足が大地を知らない社会
道は一人一人のいのちの中にある
死は知ることも超えることも不可能なもの
「悲」とともにある生の喜び
悲しまれてある「私」
いのちの大河の中にある個のいのち〔ほか〕
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