建築探偵の冒険・東京篇

藤森 照信

街を歩きまわり、古い建物、変った建物を発見し調査する 東京建築探偵団 の主唱者による、建築をめぐる不思議で面白い話の数々。
【解説: 山下洋輔 】

建築探偵の冒険・東京篇
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0152
  • 整理番号:ふ-7-1
  • 刊行日: 1989/12/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-02371-1
  • JANコード:9784480023711
藤森 照信
藤森 照信

フジモリ テルノブ

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

この本の内容

日本近代建築史の研究者たちが、ある日街を歩いていて由緒ある西洋館や古い街並を発見した。その娯しみに病みつきとなった人々が「東京建築探偵団」をつくり、都内を徘徊し、古い建物、変った建物を探し、記録する作業をはじめた。本書はこの探偵団の主唱者による東京の建物にまつわる面白い話の発掘記である。楽しく読みすすむうちに、世界に例のない構造をもつ東京という都市空間が鮮やかに見えてくる。稀有な東京論・都市論の本でもある。

この本の目次

正しい建築探偵のやり方―今和次郎のフルコース
犬も歩けば…―看板建築
街角にダダイズムが立っていた―東洋キネマ
全長335メートルの秘境―東京駅
皇居が見つかった―皇居前広場
ネクラのマッカーサー―横浜ニューグランドHと第一生命館
病院は流血と笑いの図像だらけ―聖露加国際病院
西洋館は国電歩いて3分―鏡子の家
東京を私造したかった人の伝―兜町と田園調布

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