肉体の学校

三島 由紀夫

裕福な生活を謳歌している3人の離婚成金。 年増園 の例会はもっぱら男の品定め。そんな一人がニヒルで美形のゲイ・ボーイに惚れこみ……
【解説: 群ようこ 】

肉体の学校
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 682円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:み-13-2
  • 刊行日: 1992/06/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-02630-4
  • JANコード:9784480026309
三島 由紀夫
三島 由紀夫

ミシマ ユキオ

(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『反貞女大学』『命売ります』『私の遍歴時代』『文化防衛論』などがある。

この本の内容

裕福で自由な生活を謳歌している三人の離婚成金。映画や服飾の批評家、レストランのオーナー、ブティックの経営者と、それぞれ仕事もこなしつつ、月に一回の例会“年増園”の話題はもっぱら男の品定め。そのうち一人元貴族の妙子がニヒルで美形のゲイ・ボーイに心底惚れこんだ…。三島由紀夫の女性観、恋愛観そして恋のかけひきとは?

読者の感想

2009.1.27 あさみ

最近では美の対象は女性となっています。しかし、ギリシャ彫刻に見られるように、男性を美の対象としてみていた時代や国もあります。この男性美が『肉体の学校』には詰まっています。
期待を裏切られずに、最後の最後まで読むことができました。

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