赤瀬川原平
( あかせがわ・げんぺい )1937年横浜生まれ。画家。作家(尾辻克彦)。60年代には「ハイレッド・センター」など前衛芸術家として活動、70年代には「櫻画報」など独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍、81年には『父が消えた』で芥川賞を受賞。1986年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成。他に高梨豊、秋山祐徳太子との「ライカ同盟」、山下裕二との「日本美術応援団」の活動がある。2014年没。
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路上観察のじろじろまなこでいろいろな「物件」をながめまわすと、世の中はなんと奇妙なことがらに満ちていることか。カメラ、望遠鏡、銭湯、動物たち、外国旅行…。見なれた物や事の意外な真相に、意表をつかれる面白さ。
1(頭上の宝石
南海の二宮金次郎
韓国の緑の事情 ほか)
2(ヒドロナリューム合金に触る
クエスターを手に持つ感触
国道四一一号線 4WDの放流 ほか)
3(国宝を訪ねて
五千トンの鉄の嬉し恥ずかし初体験
快感と哀愁の西伊豆写生旅行 ほか)
4(街を転がる目のつけどころ
猫の行き交う尾道
恐竜のサファリパーク ほか)
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