大菩薩峠12

中里 介山

訪れる誰もが竜之助を探ると見え、不安をつのらせるお雪。ついに竜之助と共に白川郷へ向かおうと決めた…年魚市の巻、畜生谷の巻ほか収録。

大菩薩峠12
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-12
  • 刊行日: 1996/05/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-03232-0
  • JANコード:9784480032324
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

竜之助との間をわけありげに噂され、お雪は不安をつのらせていた。宿を訪れる人がみな、竜之助を探索すると見えてくる。ついに白骨を去り、白川郷へ向かおうと決めた。そのころ兵馬は、飛騨高山に歩を進めていた。一方、お銀様は再び故郷を離れ、お角に同道して鳴海、熱田へ。道庵と米友また、木曽から尾張へ入り、名古屋城天守に登って御満悦。その城中奥深く、一夜がんりきの百蔵が忍び入った…「年魚市の巻」「畜生谷の巻」を収録。

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