大菩薩峠14

中里 介山

好色な代官にお雪がさらわれた。その屋敷に白刃が一閃、代官の首が飛ぶ。洲崎では駒井らが海へ乗りだし針路を北へ…不破の関の巻ほかを収録。

大菩薩峠14
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 832円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-14
  • 刊行日: 1996/06/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-03234-7
  • JANコード:9784480032348
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

お松は七兵衛の手引きで洲崎へ到った。登と対面、お君を偲ぶ駒井。それもつかのま、暴徒の襲撃を逃れ新造船で海上へ。同乗するお松、マドロス、茂太郎。それより先、高山相応寺へ移った竜之助は血の渇きに眠れぬ日々。一夜、お雪が代官にさらわれた、まもなく代官屋敷の暗闇に白刃が一閃、代官の首が飛ぶ。直後、街道を急ぐ二つの駕籠。はからずも竜之助は代官の妾と道行き、美濃の金山へ…「弁信の巻」「不破の関の巻(一〜三十九)」を収録。

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