あの頃マンガは思春期だった

夏目 房之介

漫画家としてデビューするまでに出会った漫画作品を、恥多き青春の想い出と重ね合せつつ語る、斬新な戦後マンガ史。
【解説: えのきどいちろう 】

あの頃マンガは思春期だった
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:な-13-5
  • 刊行日: 2000/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-03586-9
  • JANコード:9784480035868

この本の内容

妄想癖の強かった少年時代に読んだ「サイボーグ009」。性に目覚める頃、強い印象を受けた「サスケ」の中の入浴シーン。「フーテン」に憧れた高校時代。漫研で活躍し、恋とジャズ修業に励む、大学生に影響を与えた真崎守、宮谷一彦、川本コオ、エモリ・I、佐々木マキ、山上たつひこ…恥多き青春の思い出を語りつつ、戦後マンガの歴史を新たな角度から描く。

この本の目次

妄想少年の片想い・石ノ森章太郎『サイボーグ009』
不良気分の貸本屋劇画・さいとうたかを『台風五郎』ほか
憧れの湯気ごしヌード・白土三平『サスケ』
中学の頃からスパイ映画に夢中・園田光慶『殺し屋ナポレオンアイアン・マッスル』
スーパーオナニー必殺技・池上遼一『スパイダーマン』
中学時代の「幸福論」・水木しげる『神変方丈記』ほか
青臭き隠遁への誘惑・つげ義春『沼』『山椒魚』ほか
高校でフーテンに憧れる・永島慎二『漫画家残酷物語』『フーテン』
ジャズとアイビーと文学と・宮谷一彦(1)『セブンティーン』
恋と憧れと自己愛と・岡田史子『胸をだき首をかしげるヘルマプロディトス』ほか〔ほか〕

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