花ゆらゆら

出久根 達郎

時に優しく、時に妖しく、ひとの心の庭に咲いた花をめぐる五十話。失意の時、有頂天の最中、時代や場所で四季の花々を見る側にはドラマがある。

花ゆらゆら
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:て-10-1
  • 刊行日: 2001/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-03672-5
  • JANコード:9784480036728
出久根 達郎
出久根 達郎

デクネ タツロウ

1944年生まれ。中学卒業後、上京。月島の古書店で働く。その後独立。古書店主のかたわら文筆活動を続け、1993年「佃島ふたり書房」で直木賞を受賞する。古本をテーマとした作品から時代小説まで幅広い作風で知られる。

この本の内容

時に優しく、時に妖しく、ひとの心の庭に咲いた花をめぐる五十話。書斎の日陰で咲いた紫のホトトギス、倒壊した家から抱え出した赤いプリムラ一鉢…。いろいろな時代、さまざまな場所での花を思い出すと、必ずそこに昔の私の姿がある。そして、そ知らぬふりして美しく咲いている四季の花々を見る側にはドラマがある。カラーイラスト満載。

この本の目次

正月さま―福寿草
福は内―節分草
妙な名前―オオイヌノフグリ
花の数だけ―クロッカス
花を愛して―梅
ヨウカンの礼―水仙
筆の花―つくしんぼ
浴室の合唱―すみれ
ロシナンテ―たんぽぽ
別荘地―春紫苑〔ほか〕

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