フィレンツェだより ─ルー・サロメへの書簡

リルケ 著 , 森 有正 翻訳

ルネサンスの息吹にふれた若きリルケがフィレンツェを幻視する美しい書簡体エセー。この作品に決定的な衝撃をうけた森氏渾身の名訳でおくる。

フィレンツェだより ─ルー・サロメへの書簡
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:り-6-1
  • 刊行日: 2003/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-03798-5
  • JANコード:9784480037985
森 有正
森 有正

モリ アリマサ

1911-76年。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学助教授を経て、50年渡仏。のちパリに居を構え、26年間、ソルボンヌ、国立東洋語学校などで、日本語や日本の文学・思想を講じた。深い哲学的省察に満ちたその“思想エッセー”は、西洋思想を学ぶ者のみならず、自己に誠実であろうとする多くの読者に迎えられた。『遙かなノートル・ダム』『バビロンの流れのほとりにて』『旅の空の下で』等の代表作の多くは『森有正エッセー集成』全5巻(ちくま学芸文庫)に収録されている。

この本の内容

イタリアの古都フィレンツェを訪れ、はじめてルネサンスの息吹にふれた若き日の詩人リルケは、その感動を生涯の星ルー・サロメに書き送った。15世紀の輝かしい芸術の春を典雅な筆致で描き、芸術家の創造と孤独と苦悩に思いを馳せ、都市の深みを幻視する書簡体エセーを、この作品と衝撃的な出会いをもった森有正氏渾身の清冽な名訳でおくる。

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