山田風太郎忍法帖短篇全集 4 ─くノ一死ににゆく

山田 風太郎 著 , 日下 三蔵 編集

仲間忍者の切断した男根を握りしめ追手と闘うくノ一の想いを描く「捧げつつ試合」他エロスと人間の運命を見つめる試合もの八篇。
【解説: 末國善己 】

山田風太郎忍法帖短篇全集 4 ─くノ一死ににゆく
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:や-22-19
  • 刊行日: 2004/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:4-480-03954-6
  • JANコード:9784480039545
山田 風太郎
山田 風太郎

ヤマダ フウタロウ

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

日下 三蔵
日下 三蔵

クサカ サンゾウ

1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では山川方夫、都筑道夫、田中小実昌、結城昌治など多数の編書を手がける。

この本の内容

敵に追いつめられた甲賀の大八が自ら切り落した男根を左手に握りしめ、追手と死闘を続けながら、ひたすら江戸へ向って走るくノ一おふうのひたむきな想いを描く「捧げつつ試合」、犯された女がすべて狂ったように発情する忍法をつかう十五夜孫六の苦悩を語る「濡れ仏試合」他、エロスと人間の運命の無惨さを見つめる「試合」もの八篇。

この本の目次

捧げつつ試合
濡れ仏試合
逆艪試合
膜試合
かまきり試合
麺棒試合
つばくろ試合
摸牌試合
絵物語 忍者石川五右衛門(画 矢野徳)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可