福の神と貧乏神

小松 和彦

「富」はどこからくるのか。

どんな人のところに福の神はやってきたのか。長年、鬼や妖怪について研究してきた著者が、その裏側にあった福や富について昔話や福神信仰を手がかりに解明する。

福の神と貧乏神
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0339
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1998/06/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:B6判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-04221-0
  • JANコード:9784480042217
小松 和彦
小松 和彦

コマツ カズヒコ

1947年東京都生まれ。東京都立大学大学院(社会科学研究科)博士課程修了。現在、国際日本文化研究センター教授。民俗学、文化人類学双方を視野に入れ、一貫して鬼、妖怪、呪術、憑依といった日本文化の奥深くに潜む「闇」を透視し、日本人の心性を浮かび上がらせる特異な文化論を展開している。主な著書に『神々の精神史』『憑霊信仰論』『異人論』『悪霊論』『神隠しと日本人』『妖怪学新考』『百鬼夜行絵巻の謎』など。

この本の内容

恵比寿、大黒天、弁才天、毘沙門天、布袋、福禄寿、寿老人。これが現在知られている七福神のメンバーだ。彼らはいつごろどうして福の神になったのか。どんな人のところに福の神はやってきたのか。長年、鬼や妖怪、悪霊について研究してきた著者が、その裏側にあった福や富について、昔話や福神信仰を手がかりに解明する。

この本の目次

第1章 「七福神」物語の世界
第2章 福をさずける神々
第3章 厄を祓い、福を売る
第4章 長者と貧者
第5章 福神信仰の民俗化
第6章 昔話のなかの「福の神」と「富」
第7章 「富」はどこからくるのか

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