単行本
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
─アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
ロバート・キヨサキ
著
白根美保子
訳
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詩人・茨木のり子。代表作「寄りかからず」のタイトルからもわかるように、茨木のり子は、軍国少女だった自身の反省から、国や社会に「寄りかからず」、人に流されず、自分の言葉で自分の生き方を選択したい、という強い意志をその詩作から訴え続けた詩人である。その茨木が、50歳を超えてハングル語を学び、1991年には韓国現代詩の編訳書『韓国現代詩選』を出版したのはなぜか。「骨格」(思想性)と「日本語の語感」(情緒や芸術性)を二つながら大事にしてきた茨木は、詩を通して自己を確立し、他者と対話を試み、メッセージを伝えることを試みてきた。それが、隣人=韓国への思いにつながったというのが著者の見立て。つまり、茨木の韓国への態度、行動は、彼女の詩の本質に根付いたものなのである。そのことを本書では分析し、その思いが韓国で浸透し始めている現状をも紹介する。
第1部 終戦と詩作のはじまり(同人誌
第一詩集『対話』)
第2部 対話から広がる世界(対話のはじまり
他者について)
第3部 茨木のり子とハングル(ハングルを学ぶ動機
時代背景と茨木のり子の韓国への態度)
第4部 現代韓国との対話(『韓国現代詩選』を編む
韓国における茨木のり子)
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