ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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万葉集に数多く存在する枕詞の多くは、明確な意味をもたず、語調を整える働きをすることばとのみ説明されてきた。長く韓国で日本古文の研究に携ってきた著者は、万葉集のなかに喪われた古代新羅の郷歌集「三代目」の影響を想定し、様々な分節化の試みの末、枕詞が古代韓国語の意訳されたもの、との確信を抱く。古代韓国語を通して浮び上がる枕詞の意味とは?第一番雄略歌、第二番舒明歌の想像を超えた世界とは。
序章 万葉集と古代新羅郷歌との類縁
第1章 万葉集の枕詞を韓国語から解読する
第2章 万葉集第四五番歌の新釈
第3章 万葉集第一・二番歌の枕詞と歌詞を読む
第4章 古伝の枕詞を読む
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