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ちくま新書

組織戦略の考え方

——企業経営の健全性のために

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05996-3

Cコード

0234

整理番号

396

2003/03/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

バブル期には絶賛された日本的経営も、いまや全否定の対象とすらなる。だが大切なのは、日本型組織の本質を維持しつつ、腐った組織に堕さないよう、自ら主体的に思考し実践していくことだ。本書は、流行りのカタカナ組織論とは一線を画し、至極常識的な論理をひとつずつ積み上げて、組織設計をめぐる多くの誤解を解き明かす。また、決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈・ルールの複雑怪奇化等の問題を切り口に、組織の腐り方を分析し対処する指針を示す。自ら考え、自ら担うための組織戦略入門。

目次

第1部 組織の基本(組織設計の基本は官僚制
ボトルネックへの注目
組織デザインは万能薬ではない ほか)
第2部 組織の疲労(組織の中のフリーライダー
決断不足
トラの権力、キツネの権力 ほか)
第3部 組織の腐り方(組織腐敗のメカニズム
組織腐敗の診断と処方)

この本への感想

雑誌『プレジデント』等の連載エッセーに加筆し新書として刊行されたという経緯もあるであろうが、著者の論拠の裏付けとなる研究・分析に関する記述が希薄である。例えば、組織設計の基本は官僚制であると言うが、その理由をもう少し詳細に披露していただきたいと読みながら思った。
一方で、「トラの権力、キツネの権力」、「宦官と武闘派」、「ルールの複雑怪奇化」など、組織内の軋轢の発生や腐敗に至るプロセスについて想像力豊かにかつ例え話を含めてわかりやすく記述されている点は、複雑怪奇な組織の運営や改善のためどこにメスを入れるべきかの強力なヒントとなりうるであろう。

ニュートン

さん
update: 2009/10/02

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