新「帝国」アメリカを解剖する

佐伯 啓思

今、目撃しているのは21世紀型の「帝国」の出現か、新たな国際秩序の始まりか。「ドルと星条旗と十字架」というアメリカニズムの来歴をたどり、その未来を占う。

新「帝国」アメリカを解剖する
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:410
  • 刊行日: 2003/05/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-06110-X
  • JANコード:9784480061102
佐伯 啓思
佐伯 啓思

サエキ ケイシ

1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は社会経済学・経済思想史。著書に『隠された思考』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(中公文庫、東畑記念賞)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞)、『現代文明論講義』(ちくま新書)、『貨幣と欲望』(ちくま学芸文庫)ほか多数。

この本の内容

9・11の同時多発テロは世界の仕組みを大きく変えた。アメリカの単独行動主義の結果、国際規範は権威を失い、国際法秩序は崩壊の危機に瀕している。そしてアメリカ国内でも、対テロ戦争の「戦時下」にあるとの理由で、憲法に保障された自由は制限され、国民への監視は強められつつある。「文明」の内部に生息する「野蛮」は世界の秩序をどう変えようとしているのだろうか。アメリカニズムの来歴と新たな現象を分析し、その未来を占う。

この本の目次

第1章 9・11の衝撃―「文明」とは何か
第2章 「帝国化」するアメリカ
第3章 自由と民主主義の帝国
第4章 「アメリカニズム」の変容
第5章 ニヒリズムとしての「アメリカニズム」

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可