丸山真男 ─ある時代の肖像

水谷 三公

「進歩」が輝いた時代の丸山真男。その足跡を、「思想家と思想史家」「リベラルと反共」「天皇と美学」などを軸によみ直す。「歴史は尊敬の土台を掘り崩す」か。

丸山真男 ─ある時代の肖像
  • シリーズ:ちくま新書
  • 990円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:484
  • 刊行日: 2004/08/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-06184-3
  • JANコード:9784480061843

この本の内容

「進歩」が輝いた戦後の一時代は、丸山真男の時代でもある。『日本政治思想史研究』によって気鋭の思想史研究者として注目された丸山は、また時論の人ともなった。「超国家主義者」、「日本ファシズム」批判に始まる論考と発言は、進歩的論壇の流れをつくり、今も広く読者を集める。講和問題や朝鮮戦争、ベトナム反戦や憲法九条、天皇問題などに現われる軌跡をたどり、丸山に「持続する気分」をとおして、戦後日本の夢と悔恨をふりかえる。

この本の目次

第1章 先生と私(江戸との出会い
大学紛争 ほか)
第2章 思想家と思想史家―だれが一流思想家か(「一身にして二生を経る」
世代交代と二つのデモクラシー ほか)
第3章 戦争と平和―朝鮮戦争から憲法九条まで(戦後神話は死なない…
『世界』と丸山 ほか)
第4章 リベラルと反共―「反・反共主義」をめぐって(反共ということ
「反・ファシズム」と「反共国家」ソ連 ほか)
終章 天皇と美学(「天皇制」と「執拗低音」
叙勲と美学)

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