少年犯罪の深層 ─家裁調査官の視点から

藤川 洋子

動機の理解が難しい少年事件。現場では何が起こっているのか。アスペルガー障害という視点を導入した著者が、体験を元に「心の闇」の構造とその背景を読み解く。

少年犯罪の深層 ─家裁調査官の視点から
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:534
  • 刊行日: 2005/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06234-5
  • JANコード:9784480062345

この本の内容

“動機”の理解が難しいために、その質や量に比べて、少年非行・犯罪はしばしばセンセーショナルに取り上げられがちである。しかし、近年の脳科学の著しい発達はその不透明な部分を少しずつ解明し、犯罪を構成する要素の意外な姿が浮かび上がってきている。「対人関係」や「想像力」などに強い偏りを見せるアスペルガー障害と非行特性との関係を明らかにするなど、少年非行・犯罪の分野で新しい局面を切り開いてきた著者が、メディアや家族、性差、精神医学などの視点から自らの体験を再検討し、事態のより正確な把握を試みる。

この本の目次

第1章 事件の現場を歩く
第2章 FBIを翻弄した爆弾魔
第3章 十九歳の死刑囚
第4章 脳と犯罪の不思議な関係
第5章 非行のメカニズムを読みとく
第6章 「動機」とは何だろうか

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可