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ちくま新書

丹精で繁盛

——物づくりの現場を見にゆく

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06399-1

Cコード

0236

整理番号

693

2007/12/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

地場産業や伝統技術が、グローバリズムによって侵食されつづけている。けれどアイデアを駆使して、それらを見事復活させた職人たちもいる。「縄文干し」の技術によって雑魚を名産にした佐藤勝彦、田と山を育てる米作林業家の加藤周一、造船技術をビル建築に応用する高橋和志、「土のソムリエ」と呼ばれる左官の挟土秀平、国産杉の特長を生かした家具で注目を集める岡田贊三…。日本人が育んできた「丹精」を貫くことで、エコロジーなビジネスを展開、新技術を次世代に伝えている。物づくり立国ニッポンの底力は、こんなに凄い。

目次

序章 忘れられた「丹精」
第1章 脱常識の引き金
第2章 消費者との距離
第3章 変化へ立ち向かう気骨
第4章 祝祭を運びこむ職人力
第5章 物づくりの勇気

著作者プロフィール

瀬戸山玄

( せとやま・ふかし )

1953年生まれ。早稲田大学文学部卒。TVCM、短編映画制作会社勤務をへて80年よりフリー。現在の肩書はドキュメンタリスト(記録する人)。著書は『東京ゴミ袋』(ちくま文庫)、『家庭簿』『彼女の居場所』(以上、文藝春秋)、『テレビを旅する』『ライ麦畑のキャデラック』(以上、小学館)、『お隣りの外国人』(平凡社、吉永みち子氏との共著)、『里海に暮らす』(岩波書店)、『野菜の時代』(日本放送出版協会)など。

この本への感想

グローバルカンパニーも必要かもしれない。しかし、それは国内産業のほんの少しである。やはり、日本の産業を支えるのは地場産業である。
全国、どこへ行っても同じ物を売っているコンビにはもう充分である。
その国(地方の事だが敢えて国と言いたい)にしかない(できない)産業の発展を心より望む

プーさん

さん
update: 2008/02/27

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