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ちくま文庫

新版 知的創造のヒント

独創的なアイディアはこれで生まれる

知のバイブル『思考の整理学』の原点となった代表作。〈新版〉として文字を読みやすく、東大生・京大生からの質問に答える特別講義を初収録。

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-44002-0

Cコード

0195

整理番号

-1-13

2025/02/06

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

『思考の整理学』の原点となった主著。「独創的なアイディアは自分からは出てこない」と諦めていませんか? 日々の思考トレーニングでユニークな発想は生み出せます。本書では著者の経験を踏まえ、個性的な思考を発揮する方法、忘却の効用、雑談のすすめ、メモの是非、本の読み方まで、すぐに実践できる知的トレーニングを案内します。新版に際し、東大生・京大生の疑問に答える特別講義を増補。

カバーデザイン 坂野公一+吉田友美 (welle design)
カバー装画 カワイハルナ

目次

◆序 卒啄の機
1 忘却のさまざま
 忘却恐怖/先立つ忘却/カタルシス/自由
2 自力と他力
 グライダー効果/思考の木/カクテル/酒造り/アナロジー/比喩的
3 着想
 「妙想はどこから生まれるか」/着想は奇襲する/種子を寝かせる/セレンディピティー
4 比喩
 大きな犬/綽名の創造性/創造的比喩/朝飯前
5 すばらしきかな雑談
 月光会の華麗なる談笑/雑談の効用/「手前」封じ/コモンセンス
6 出家的
 空気/執着と遊び/出家的状況/言葉の出家/日本語の泣き所
7 あえて読みさす
 中絶癖/影響/本と付き合う三つの態度/脱線のすすめ
8 書くスタイル
 ステージ・フライト/タイミング/原稿の設計/煉瓦と豆腐/書き方のスタイル/スタイルの二重性格
9 酒を造る
 論文というもの/テーマ/素材・醗酵素・時間/新しい酒
10 メモ
 ノート取り/頭の中のメモ/備忘録かアイディア・メモか/通しナンバー・システム
11 ノート
 少なめに/精神の履歴書/ノート選び/メタ・メタ・ノート/見出しづけ/ふるい
12 頭の中の料理法
 料理の楽しさ/カクテル文化/ヴァリエーションの創造/補色の原理/エディターシップ/知的料理人になる
◆あとがき
◆特別講義《先生に聞きたかったこと 若いあなたへ伝えたかったこと》

著作者プロフィール

外山滋比古

( とやま・しげひこ )

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923?2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『新版 「読み」の整理学』『忘却の整理学』(ちくま文庫)他、『日本語の論理 増補新版』(中公文庫)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社文庫)など著作は多数。

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