ルポ 餓死現場で生きる

石井 光太

最底辺の「人生」
知っていますか?
webちくま連載を書籍化

飢餓で苦しむ10億人。実際、彼らはどのように暮し、生き延びているのだろうか? 売春、児童結婚、HIV、子供兵など、美談では語られない真相に迫る。

ルポ 餓死現場で生きる
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:897
  • 刊行日: 2011/04/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-06603-9
  • JANコード:9784480066039
石井 光太
石井 光太

イシイ コウタ

1977年、東京都生まれ。作家。世界の物乞いや障害者を追った『物乞う仏陀』(文春文庫)でデビュー。イスラームの売春や性をテーマにした『神の棄てた裸体』(新潮文庫)、世界最底辺の暮らしを百枚以上の写真とイラストを交えて講義した『絶対貧困』(新潮文庫)、マフィアに体を傷つけられて物乞いをさせられる子供を描いた『レンタルチャイルド』(新潮文庫)、多くのデータや地図をもとにスラムの真実を解説した『ルポ餓死現場で生きる』(ちくま新書)、東日本大震災における釜石市の遺体安置所の極限状態に迫ったルポ『遺体』(新潮社)など著書多数。
ホームページ
http://www.kotaism.com
メールアドレス
postmaster@kotaism.com

この本の内容

飢餓に瀕して、骨と皮だけになった栄養失調の子供たち。外国の貧困地域の象徴としてメディアに描かれる彼らも、ただ死を待っているわけではなく、日々を生き延びている。お腹がふくれた状態でサッカーをしたり、化粧をしたりしているのだ。ストリートチルドレンや子供兵だって恋愛をするし、結婚をするし、子供を生む。「餓死現場」にも人間としての日常生活はある。世界各地のスラムで彼らと寝食を共にした著者が、その体験をもとに、見過ごされてきた現実を克明に綴る。

この本の目次

第1章 餓死現場での生き方
第2章 児童労働の裏側
第3章 無教養が生むもの、奪うもの
第4章 児童結婚という性生活
第5章 ストリートチルドレンの下克上
第6章 子供兵が見ている世界
第7章 なぜエイズは貧困国で広がるのか

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