長生きしても報われない社会 ─在宅医療・介護の真実
長期介護の苦痛、看取りの場の不在、増え続ける認知症……。多死時代を迎える社会において、経済を優先して人間をないがしろにする日本の医療に未来はあるのか?
長い療養が必要な病気にかかったとして、安静に過ごせる居場所はあるだろうか。「病院から地域へ」という掛け声のもと、地域包括ケアシステム、在宅医療が推奨されているが、その内実は患者をないがしろにするものが多い。そういった環境で、私たちは安心して長生きし、死を迎えることができるのだろうか。在宅医療・介護や看取りの身近な現場から認知症医療、そして地域、自治体、国へと枠を広げながら、日本の医療の問題点とそこに残された可能性を探る。
第1章 在宅医療の光と影(「看取る」から「あやめる」の悲劇
なぜ一線を越えてしまうのか ほか)
第2章 亡くなる場所が選べない(「死を待つ家」
「看取り難民」に直面する日本 ほか)
第3章 認知症と共に生きる(地域・家族から見捨てられた人が行き着く先
居心地のよさが落ち着きを生む ほか)
第4章 誰のための地域包括ケアなのか(大都市向けのシステムが地方に
住民による住民のための医療法人 ほか)
第5章 資本に食われる医療(在宅医療はいくらかかるのか?
高額療養費制度という下支え ほか)
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