光田剛
( みつた・つよし )1965年生まれ。成蹊大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。専門は中国近代政治史。著書『中国国民政府期の華北政治――1928-37年』(御茶の水書房、2007年)、『新編原典中国近代思想史』5-6巻(編集協力・共訳、岩波書店)など。
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中国は理解しにくい。だが理解せずにすむ時代は終わった。変化が速すぎる一方で、伝統中国もまだかなり残る。漢民族が圧倒的に見えても、国土は広く、民族的多様性も無視できない。中間層は増えたが地域間、社会階層間の経済格差も大きい。いったいどの中国が正しい姿なのか。専門研究者・ジャーナリストによる中国研究の最新結果を結集し、中国をバランスよく見る視座を示す。現代史、文化史、思想、社会、軍事、地域研究など分野を異にする十一人が、明快で多彩な講義を繰り広げる。
1 中国の内側(現代中国の成り立ち
現代中国の諸相
伝統文化の過去と現在
忘れられた国家、中華民国)
2 中国と外部世界(中国は世界にどう向き合っているか
日本と中国
南島地域と中国
中華世界)
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