ブッダたちの仏教

並川 孝儀

仏教は多様な展開を含む複雑な宗教である。歴史上のブッダへ実証的にアプローチし、「仏」と「法」という二つの極から仏教をとらえなおすダイナミックな論考。

ブッダたちの仏教
  • シリーズ:ちくま新書
  • 836円(税込)
  • Cコード:0214
  • 整理番号:1296
  • 刊行日: 2017/12/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-07105-7
  • JANコード:9784480071057
並川 孝儀
並川 孝儀

ナミカワ タカヨシ

1947年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。インドのジャワハルラル・ネルー大学客員研究員、同客員教授を経て佛教大学仏教学部教授。博士(文学)。専門はインド仏教、とくに原始仏教、部派仏教。著書に『ゴータマ・ブッダ考』『インド仏教教団正量部の研究』(以上、大蔵出版)、『スッタニパータ 仏教最古の世界』(岩波書店)『ゴータマ・ブッダ――縁起という「苦の生滅システム」の源泉』(佼成出版社)がある。

この本の内容

インドで誕生した仏教は、二千年以上の年月をかけ、アジアの広範な地域に伝播し、各地の文化に大きな影響を与えつつ、自らも多様に変化した複雑な宗教である。神によるのではなく、歴史上の一人の人間ゴータマ・ブッダが発見した真理に端を発した仏教は、さまざまなブッダを輩出し、それぞれの仏教が独自性をもちながら多彩な変容を生み出し展開してきた。仏教の歴史をブッダたち「仏」と、それに基づく「教え」という二つの極をもつ運動としてとらえるダイナミックな論考。

この本の目次

第1章 「ブッダ」とは(ブッダ観
仏身論 ほか)
第2章 ゴータマ・ブッダと原始仏教(原始仏教のブッダ
初期経典とは ほか)
第3章 展開する仏教(仏教はどのように伝播したか
仏教は何を信仰するか ほか)
第4章 悟りと教え(二つの要素
悟り ほか)
終章 日本仏教の今(日本仏教の置かれた立場
日本仏教の問題点)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可