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ちくま新書

ものがたり戦後史

——「歴史総合」入門講義

「終戦っ子」教授の最終講義

既成の教科書にはない歴史研究の最新知見を盛り込みつつ、日本史と世界史を融合。2022年4月から高校で始まる新科目「歴史総合」を学ぶための最良の参考書。

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07462-1

Cコード

0220

整理番号

1636

2022/02/07

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

高校の社会科で、従来の日本史、世界史を総合した近代以降を扱う新科目「歴史総合」が始まるのに合わせ、一九四五年生まれで戦後をともに歩んできた「終戦っ子」教授が、長年にわたり大学で講じてきた戦後史の集大成となる最終講義を開講。
既成の日本史・世界史教科書の記述を組み直すのではなく、歴史研究の最新知見を盛り込んだ上で、年表や図版、コラムを多数取り入れて構成。「歴史総合」のサブテキストとしてだけでなく、大学生や社会人にも役立つ戦後史再入門の一冊。

目次

はじめに
第1講 第二次大戦と日本の敗戦
第2講 占領下改革と新憲法
第3講 戦後復興と朝鮮戦争
第4講 日本の独立と五五年体制成立
第5講 安保闘争から高度成長へ
第6講 ベトナム戦争と世界
第7講 高度成長の矛盾と石油危機
第8講 七〇年代のヨーロッパ
第9講 七〇年代のアジアと日本
第10講 イスラム勢力の台頭
第11講 新自由主義と日本の大国化
第12講 ペレストロイカと冷戦終結
第13講 中国の改革・開放と東アジア
第14講 ポスト冷戦の日本
第15講 二一世紀に入って
おわりに

著作者プロフィール

富田武

( とみた・たけし )

1945年福島県生まれ。成蹊大学名誉教授。専門はロシア・ソ連政治史、日ソ関係史。東京大学法学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程満期退学。予備校講師、大学非常勤講師などを経て成蹊大学法学部教授、同法学部長などを務める。著書『歴史としての東大闘争――ぼくたちが闘ったわけ』(ちくま新書、2019年)、『スターリニズムの統治構造――1930年代ソ連の政策決定と国民統合』(岩波書店、1996年)、『戦間期の日ソ関係――1917-1937』(岩波書店、2010年)、『シベリア抑留』(中公新書、2016年、アジア太平洋賞特別賞受賞)など。

メディア情報

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