ちくま学芸文庫

詩の構造についての覚え書
─ぼくの《詩作品入門》
入沢康夫
著
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1,495
円978-4-480-08196-4
0110
-2-1
1995/05/08
文庫判
0
頁近代日本を代表する哲学者として『古寺巡礼』『風土』『倫理学』などを著した和辻哲郎。その生涯と思想形成を描く。日本国家と運命をともにした和辻は、文化創造こそ世界史における日本の使命だと説く。彼は日本の思想伝統をどうとらえたのか。その文化的ナショナリズムは政治状況とどう向かい合ったのか。その哲学の可能性と問題点はいったい何か。晩年の和辻哲郎に師事した著者が、その思想の全貌を時代のコンテクストを交えながら、共感と批判の眼をもって描く本格的評伝。
序 回想の和辻哲郎
1 村の子の孤独
2 あれかこれか―美と倫理の間に
3 日本回帰の道
4 アカデミズムの異端
5 ヨーロッパの旅
6 マルクス主義とナショナリズム
7 戦争と文化
8 天皇制論争
9 太平洋戦争とは何か
10 和辻倫理学
11 日本思想史における近代
結び 晩年
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