中世末から一八世紀、手写本・活字本テクストはいかに統御されたのか。モノとテクストと作者を結ぶ新秩序創出の意味を問う、読書の起源の物語。

書物の秩序
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 939円(税込)
  • Cコード:0100
  • 整理番号:シ-6-1
  • 刊行日: 1996/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08272-7
  • JANコード:9784480082725

この本の内容

中世末から18世紀アンシャン・レジーム期のフランス―手写本から活字本へのドラスティックな移行という「グーテンベルク革命」のなかで、大量のテクストはどのように統御されていったのか。『テクスト』と『モノ=書物』と『読書行為』の三極を結びあわせる新しい秩序創出の課程を、読者共同体の成立、テクスト指名の基本原理としての作者の誕生、さらには普遍的図書館への夢、という視点から記述する。「グーテンベルクの銀河系」終焉に臨む現代から、清新な「読書のプラチック論」をもって起源の物語に迫る、興味尽きない仕事。

この本の目次

第1章 読者共同体
第2章 作者の形象
第3章 壁のない図書館

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