雨月物語 ─訳注 日本の古典

上田 秋成 著 , 高田 衛 編訳 , 稲田 篤信 編訳

上田秋成の独創的な幻想世界「浅茅が宿」「蛇性の婬」など九編を、本文、語釈、現代語訳、評を付しておくる 日本の古典 シリーズの一冊。

雨月物語 ─訳注 日本の古典
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:コ-10-1
  • 刊行日: 1997/10/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-08377-4
  • JANコード:9784480083777
高田 衛
高田 衛

タカダ マモル

1930年、富山県生まれ。早稲田大学大学院修士課程、東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学名誉教授。近畿大学文芸学部教授を務めた。専攻、日本近世文学。著書に『女と蛇』(筑摩書房)、『新編江戸幻想文学誌』、『完本八犬伝の世界』(以上ちくま学芸文庫)。編・校注に『江戸怪談集』上・中・下(岩波文庫)他多数

この本の内容

独創的な幻想が綾なすファンタジックな世界―この幻想空間を描いて他の追随をゆるさない上田秋成『雨月物語』。それは、中国白話小説の用字や修辞を巧みに活用し、芸術的香気ただよう文章のうちに、主人公たちとその運命の悲劇的な情念世界をみごとに造形化した。貞女宮木、悪霊磯良、蛇精真女児らの悲しい運命を、作者の夢想的稟質と自覚的な方法が知的で美しい幻想小説に織りなしていく。この『雨月物語』の世界を、読みやすい本文とともに、語釈、現代語訳、さらには鋭角的な評を付しておくる。「訳注日本の古典」シリーズの決定版。

この本の目次

巻之一(白峰
菊花の約)
巻之二(浅茅が宿
夢応の鯉魚)
巻之三(仏法僧
吉備津の釜)
巻之四(蛇性の婬)
巻之五(青頭巾
貧福論)

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