芸術の哲学
アリストテレス『詩学』にはじまり、カント、ショーペンハウアー、ニーチェ、フロイト、ユング、さらにはハイデッガーに至る芸術論の系譜。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,430円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:ワ-3-3
- 刊行日:
1998/06/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:480
- ISBN:4-480-08426-6
- JANコード:9784480084262
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文学作品や音楽・絵画は、なぜ私たちを魅了してやまないのだろうか?美の成立根拠を人間的主観の心の在り方のうちに求める、これまでの「近代主観主義的美学」では、芸術を十全に理解することはできない。生と世界内存在の真実が開示される場こそが芸術作品であり、その輝き(シャイネン)と現出(エルシャイネン)の結果が美(シェーン)となるのではないのか。アリストテレスの『詩学』から始めて、ニーチェ、ハイデッガー、ガダマーへと至る「存在論的美学」の太い系譜を辿り、また翻って、美を希求する人間の動機を探るべくフロイト、ユングを検討し、カント、ショーペンハウアーの芸術論、人間論、情念論を存在論をもって再評価する。
技術における虚構と真実
アリストテレスの『詩学』
ミメーシス、カタルシス、ハマルティア
ニーチェの『悲劇の誕生』
ディオニュソス的なものとソクラテス主義
ハイデッガーの芸術論
ガダマーの芸術論
フロイトの詩人論
ユングの詩人論
ショーペンハウアーの世界観
芸術の慰めと苦悩の現実
カントの『判断力批判』
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