芭蕉全句 (下)

加藤 楸邨

人間的生活への安住と芸道への執着の相剋に悩みながら「軽み」へと至る、円熟期芭蕉の到達点を示す。元禄四年から、その歿年七年まで。
【解説: 川名大 】

芭蕉全句 (下)
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:カ-11-3
  • 刊行日: 1998/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:608
  • ISBN:4-480-08433-9
  • JANコード:9784480084330

この本の内容

今にいたるまで、芭蕉がわれわれの心を抗いがたい力で惹きつけてやまないのはなぜか。「芭蕉の作品は…ぎりぎりのところに、常に深い静かさを湛えている。…そこから流れ出すものの始まりの静かさ…過去のすぐれた人々の心の歴史が、その中に流れそそぎ、そこで大きく湛えられ、そして、それがまた次に生れてくる人々の心の歴史に流れこんでゆく」。芭蕉はなぜ、そのような句を発想するにいたったのか。その、発想を促したものを探求し、全句を評釈した。俳人加藤楸邨のライフワーク、芭蕉研究の名著。下巻は、元禄四年から、その歿年七年まで。

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