書物の出現 (上)
印刷機と製紙の技術、活字の発明が、大量に印刷できる書籍を生んだ。製紙工や書籍商、その生身の人間を通し鮮やかに語られる本の歴史絵巻。

- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,650円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:フ-6-2
- 刊行日:
1998/11/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:480
- ISBN:4-480-08441-X
- JANコード:9784480084415
- 在庫 ×
活字印刷術はどのような前提条件のもとに生まれたのか?それまでに達成されたさまざまな技術革新だけでなく、文字使用や商取引慣行の進展、紙の普及などがなければ、マインツの工房での偉業もありえなかった。しかし当時の書物には目次や出版者の名もなく頁付けもない。読者に便利な情報一覧や現在の書物のような体裁はその後の技術の改良とともに整えられて来たのである。こうした新しい産業に従事した誇りたかき印刷人や書籍商たちはどのような人びとで、どのように仕事をしたのだろうか。そして著者や読者たちとの関係は?書物をめぐって生きた人びとの姿を鮮やかに描く。
第1章 前提条件―ヨーロッパにおける紙の出現
第2章 技術的問題とその解決
第3章 書物の体裁
第4章 商品としての書物
第5章 本造りの世界
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可