ギリシア文化史 6
ギリシア的なものは、いかにしてヘレニズム期へ、またローマへと転移していったのか。ヨーロッパ中世、ルネサンスをも視野に入れて展望する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,430円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:フ-13-6
- 刊行日:
1998/11/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:384
- ISBN:4-480-08456-8
- JANコード:9784480084569
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現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第6巻は、前6世紀以前の植民活動とギリシア的生の基本原理「競技」の意義を問い、その後代への継承を展望する。
第9章 ギリシア的人間とその時代的発展(序論
英雄神的人間
植民的人間と競技的人間)
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