ユダヤ古代誌 6

フラウィウス・ヨセフス 著 , 秦 剛平 翻訳

ユダヤがローマの属州となった後六年からアグリッパス一世の支配(後四一−四四年)を経て、第一次ユダヤ戦争勃発(後六六年)までの最終巻。

ユダヤ古代誌 6
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:ヨ-7-6
  • 刊行日: 2000/03/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:978-4-480-08536-8
  • JANコード:9784480085368
秦 剛平
秦 剛平

ハタ ゴウヘイ

1942年生、現在、多摩美術大学名誉教授、ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー、ヨセフス・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教部会運営委員(聖書文学協会、アメリカ)。著書:『旧約聖書続編講義』(リトン)、『描かれなかった十字架』、『あまのじゃく聖書学講義』(いずれも青土社)、訳書: 『ユダヤ戦記』全3分冊、『ユダヤ古代誌』全6分冊(いずれもちくま学芸文庫)、フィロン『フラックスへの反論+ガイウスへの使節』、エウセビオス『コンスタンティヌスの生涯』(いずれも京都大学学術出版会)ほか多数。

この本の内容

ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著18〜20巻までを収める文庫版第6巻は、ヨセフスのキリスト証言を挾み、ユダヤがローマの属州となり、破滅への道を辿る。

この本の目次

ユダヤ、ローマの属州となる(後六年‐)
ヨセフスのいわゆる「キリスト証言」
アグリッパス一世の統治(三七年‐)
ガイオス・カリグラ帝の暗殺
クラウディオス、皇帝に即位
アグリッパス一世の支配(四一‐四四年)
ローマ総督支配下のユダヤ
アディアベネ王家の改宗物語
大祭司制
ローマ総督支配下のユダヤ―破滅への道

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