誰もがどこへ向かったら良いのかわからず苛立ちながらありもせぬ「模範解答」を探し求める、そんな現代にヒントを与えてくれそうな数少ない思想家レーニン。ところがその著作は岩波も大月も揃いも揃って絶版あるいは重版未定。「売れない」という理由からだけではあるまいと勘ぐりたくもなります。現在新刊書店で入手できるのは光文社古典新訳文庫版『帝国主義論』のみ。現代においてこそ必読書たるべき本書の復刊をぜひ。
loading...
- 定価
-
1,100
円(10%税込)
- ISBN
-
978-4-480-08657-0
- Cコード
-
0110
- 整理番号
-
レ
-5-1
-
2001/08/08
- 判型
-
文庫判
- ページ数
-
288
頁
- 解説
内容紹介
本書は、第一次世界大戦という“帝国主義戦争”のただ中に執り始めた国家論ノートをもとに、10月革命直前の地下潜伏期間に書き上げられた。国家を「階級間の抜きがたい対立の産物」で、「抑圧された階級を搾取する道具」ととらえるレーニンの主張は、マルクス=エンゲルス以上に国家の階級性を強調したものであった。「社会の実験の時代」を体現した本書は、その欠点をも含め、いま一度読み返されるべきであろう。マルクス主義古典の新訳。
目次
第1章 階級社会と国家
第2章 国家と革命 一八四八‐一八五一年の経験
第3章 国家と革命 パリ・コミューン(一八七一年)の経験 マルクスの分析
第4章 続き エンゲルスの補足的注釈
第5章 国家死滅の経済上の原理
第6章 日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化
この本への感想
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
- [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
- (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
- ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
- ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。
「ちくま学芸文庫」でいま人気の本
これから何かを始めたい人たちへ
単行本

センス入門
松浦弥太郎
著
単行本

リサーチのはじめかた
─「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法
トーマス・S・マラニー
著
クリストファー・レア
著
ちくま新書

世界哲学史 全8巻+別巻セット
伊藤邦武
編
山内志朗
編
ちくま新書

闇の中国語入門
楊駿驍
著
ちくまプリマー新書

西洋美術史入門
池上英洋
著
ちくまプリマー新書

世にも美しい数学入門
藤原正彦
著
小川洋子
著
ちくまプリマー新書

料理人という仕事
稲田俊輔
著
ちくま学芸文庫

紋章学入門
森護
著
ちくま学芸文庫

数学序説
吉田洋一
著
赤攝也
著
ちくま文庫

新版 知的創造のヒント
外山滋比古
著