ちくま学芸文庫

詩の構造についての覚え書
─ぼくの《詩作品入門》
入沢康夫
著
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1,650
円978-4-480-08729-4
0170
-16-1
2002/12/10
文庫判
496
頁マルシリオ・フィチーノ(1433‐99)はイタリア・ルネサンスを代表する哲学者。「プラトン・アカデミーの長」であり、プラトン、プロティノス、ディオニュシオス・アレオパギテス、「ヘルメス文書」などの翻訳者にして『プラトン神学』の著者である彼を軸に据えると、ルネサンスの隠された精神の動因とその広がりが見えてくる。プラトン主義、ヘルメス主義、古代神学等々の大復興は、いかなる思想的・芸術的風土を創り出したのだろうか。本書は、平板なルネサンス理解を大きく超える気運をもたらした先駆作であり、著者の麗筆は、数々の神話的形象の下にダイナミックな美的宇宙を開示して余すところがない。待望の改訳決定版。
序論 フィレンツェのアカデミーとマルシリオ・フィチーノ
第1部 芸術
第2部 美
第3部 芸術家
結論 アカデミーにおける芸術神話と芸術史
補遺
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