江戸巷談 藤岡屋ばなし 続集

鈴木 棠三

江戸の情報はみな藤岡屋の手に集まる。彼の日記を飾るニュースから、世の流行、奇怪な噂、無惨な事件、金と色、政治の裏事情など浮世噺一四〇話。

江戸巷談 藤岡屋ばなし 続集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ス-7-2
  • 刊行日: 2003/06/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-08776-1
  • JANコード:9784480087768

この本の内容

時は幕末、外神田のお成道に、筵いっぱいに古本を並べて商う一人の老爺があった。この男、“お記録本屋”藤岡屋由蔵、日がな一日、素麺箱を机に黄半紙に禿筆でなにごとかを書き付け、吹きつける砂塵のなかで悠然として筆を休めることがない。―この集積が『藤岡屋日記』である。小説をはじめさまざまな著作の種本ともなった珍談・奇談の宝庫であり、世相・風俗・政治情報の貴重な記録だが、浩瀚すぎて、また雑多すぎて、敷居が高い。そこで、おもしろい話を選りすぐったのがこの『江戸巷談藤岡屋ばなし』、続集は天保の浮世噺を中心に編集。世相の鏡、小説より奇な『藤岡屋日記』の世界へようこそ。

この本の目次

今様流行御物語
窮余の策大坂加番志願
八丈島の流人大名
金に溺れて
あたら若木の花を
触らぬ神のたとえ
頂く物を頂けばドロン
強悪飯屋の死
盗人の七つ道具
古金三千両〔ほか〕

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