遊びの中世史

池上 俊一

貴族は恋や決闘に、庶民は時に刃傷沙汰にいたる賭け事に。中世ヨーロッパは遊びに満ちていた。遊びの価値とその社会機能に迫る。
【解説: 寒川恒夫 】

遊びの中世史
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:イ-23-2
  • 刊行日: 2003/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-08798-2
  • JANコード:9784480087980

この本の内容

子供たちは粗暴で不潔な遊びに耽り、騎士や貴婦人は歌に恋に決闘に明け暮れ、庶民は時に刃傷沙汰にいたるほどの賭け事に興じる―中世ヨーロッパは遊びに満ち、その精神をうまく利用していた。そこにはまだ、聖と俗、真面目と遊びを自由自在に行き来できる道が大きく開かれていたのである。中世の遊びは一体、どのような機能を果たしていたのか?近世に移るにつれ抑圧・管理の対象となっていく、数々の“遊び”の姿と、それが担っていた絶妙な社会的仕組みに迫る。

この本の目次

第1部 遊びの宇宙(子供の遊び
大人の遊び
遊びのプロフェッショナル
動物遊び)
第2部 遊びと社会(習俗のなかの遊び
労働と余暇
遊びと社会関係
横溢する遊びの精神)

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