かぶき 様式と伝承

郡司 正勝

荒事、かるわざ、猿若など歌舞伎に結実する芸の源流と変遷、様式の成立について掘り下げ、芸能研究に大きな足跡を刻んだ名著。
【解説: 古井戸秀夫 】

かぶき 様式と伝承
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:ク-12-1
  • 刊行日: 2005/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-08896-2
  • JANコード:9784480088963

この本の内容

日本の芸能研究に大きな足跡を刻んだ著者の、幻の名著。荒事、悪態、かるわざ、六法などかぶきの様式の源流について、また猿若、道化といった役柄の出現と変遷について、さらにそうした芸能を担った人々の実像について、独自な視点で掘り下げた、克明な考証的研究。既成の演劇理論に捉われず、広く民俗芸能を視野に入れ、社会史・風俗史からのアプローチも取り入れて、時代の息吹のなかでのかぶき生成の実相に迫った本書は、その後の研究に大きな影響を与えた。

この本の目次

第1編 かぶきの様式(饗宴の芸術―かぶきの本質とその様式
荒事の成立
悪態の芸術
髪梳の系譜
「かるわざ」の系譜
たての源流
六法源流考
出端と引込みのノート)
第2編 かぶきの成立(力者とその芸能
河原者と芸術
猿若の研究
道化の誕生
のろま管見
茶かぶき
三味線の登場)

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