ちくま学芸文庫

詩の構造についての覚え書
─ぼくの《詩作品入門》
入沢康夫
著
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1,650
円978-4-480-08902-1
0170
-17-1
2005/02/08
文庫判
448
頁神は細部に宿りたまう。一見ささやかな図像にも歴史の秘密が隠されている。イコノロジーの創唱者アビ・ヴァールブルク終生の課題は、イメージを手がかりに「古代が後世の文化に与えた影響の伝播とその本質」を問うことだった。ザクスルもまたその理念を共有し、英米圏での啓蒙と普及に大きく貢献した。本書は、「歴史、文学、科学、宗教の境界を耕す働き手」を自認する著者の学際的関心が横溢する講演選であり、今日再評価の気運高い「ヴァールブルク的方法」のみごとな実践例とも言える名著である。関連資料・長文解説を完備する待望の改訳増補決定版。図版199点。
1 イメージの死と再生
2 石棺のアルケオロジー
3 中世の宇宙観
4 カピトリウム―ローマのシンボリズム
5 トロイ物語―宮廷風恋愛物語のイコノグラフィー
6 ミトラス1―古代インドからローマへ
7 ミトラス2―洞窟祭祀のシンボリズム
8 三人の「フィレンツェ人」―ホーン、?買@ールブルク、メニール
9 蛇・稲妻・祝祭―ヴァールブルクのニューメキシコへの旅
10 ひとつの出会い―カッシーラーとヴァールブルク
補遺 ヴァールブルク文庫とその目的(佐川美智子訳)
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