数学的センス

野崎 昭弘

美しい数学とは詩なのです
心やさしい数学再入門

美しい数学とは詩なのです。いまさら数学者にはなれないけれどそれを楽しめたら…。そんな期待に応えてくれる心やさしいエッセイ風数学再入門。

数学的センス
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:ノ-4-2
  • 刊行日: 2007/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-09056-0
  • JANコード:9784480090560
野崎 昭弘
野崎 昭弘

ノザキ アキヒロ

1936年神奈川県横浜市に生まれる。1959年東京大学理学部数学科を卒業。1961年東京大学大学院理学研究科修士課程を修了。その後、電電公社電気通信研究所に勤務後、東京大学、山梨大学、国際基督教大学、大妻女子大学で教鞭をとり、現在、大妻女子大学名誉教授。専門は情報科学。理学博士。『詭弁論理学』(中公新書)、『不完全性定理 数学的体系のあゆみ』〈10刷〉、『数学的センス』〈6刷〉(ともにちくま学芸文庫M&S)、他著書多数。

著者からのメッセージ

日本人と数学的センス[全文を読む]

この本の内容

「美しい数学とは、つまり詩なのです」いまから数学者になるつもりはないけれど、そんなふうに数学の美しさを楽しめたら…。しかし、わかりきったようなことを論証するのはなぜだろう。わからないとき、数学者はどうしているのだろう。わかったときの喜びってどんなものだろう。見えてないものをどうしてまるで実際にあるように扱えるのだろう。なぜ…。数学の美しさ、愉しみ方、考え方などを、具体的な事例を使い、ユーモアのある語り口で、ていねいに語りほぐします。コンプレックスを軽くしてくれる、心やさしい数学再入門エッセイ。

この本の目次

命名のセンス
判断のセンス
分析のセンス
集中のセンス
「わからない」ということ
「わかりやすい」ということ
言語のセンス
空間のセンス
美的センス
知的センス
公理について
構造について
「無限」のセンス
論証のセンス
「遊び」のセンス

読者の感想

2007.3.17 てらお

長らく心待ちにしていた、良書でしたので、書店で見つけたときにはすぐに買ってしまいました。

このように、すぐに絶版になる貴重な本が、貴社のような企画により再び世に出ることは、非常に有意義であると思います。

ただ、内容を見てみると、著者の歯切れのいい言葉がところどころで書き換えられていて、私は読んでいて少しがっかりしました。
やはり、多少は不適切かもしれなくても、表現の自由ということで野崎先生の言葉を変えずに復刊してほしかったです。

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