日本の百年5 成金天下 1912―1923
金、金、金の世の中
第一次世界大戦の勃発により、日本は軍事景気に沸き立った。すべては金、金の一方で、民衆は生活難を訴え、各地にデモクラシー運動の昂揚をみる。
開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第5巻は、日本の資本主義の興隆期。1914年、第一次世界大戦が勃発し、交戦国からの注文で日本は軍需景気に沸き立った。金、金、金の一方で、民衆は生活難を訴え、外からはロシア革命の衝撃のうちに、各地にデモクラシー運動の昂揚をみた。資本主義は飛躍的に発展し、日本は新たな変貌期を迎える。
金の世の中
第1部 大戦の表裏(大正維新
膨脹・膨脹・膨脹
民衆のスターたち)
第2部 解放の旗のもとに(市民文化のにない手
はみだした人びと
デモクラシーの奔流
急進と反動)
第3部 世界の日本(世界の桧舞台で
極東の天地で
世界との交流)
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