ピカソ[ピカソ講義]

岡本 太郎 著 , 宗 左近

天才の衝撃

パリでのピカソ作品との衝撃的出会いから親密な交流まで、実体験にもとづく岡本の話を宗が導く。二人の偉大な画家の軌跡が蘇る。
【解説: 赤坂憲雄 】

ピカソ[ピカソ講義]
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:オ-18-1
  • 刊行日: 2009/09/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-09243-4
  • JANコード:9784480092434
岡本 太郎
岡本 太郎

オカモト タロウ

1911-96年。父は漫画家・岡本一平、母は作家・岡本かの子。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」を結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた。

宗 左近
宗 左近

ソウ サコン

1919年生まれ。東京大学哲学科卒。法政大学教授、昭和女子大教授 を務める。詩の創作、仏文学翻訳・評論でも知られる。詩集『藤の 花』『炎える母』、翻訳書ではロラン・バルト『表徴の帝国』『エッフェル塔』等がある。2006年没

この本の内容

講義は岡本がフランスに渡り、そこでピカソの抽象画に出会うところから始まる。「身体中が熱くなって、その絵の前で、心身が爆発するような思いだった」という言葉のまま、岡本はピカソをナマ身に抱き、闘い、そして一体感をもって語りつくす。それは目の前にそびえ立つ強烈な存在を全身全霊で乗り越えていく岡本の苦闘の軌跡でもある。本書はピカソ絵画を多数収録。宗の巧みな導きにより、ピカソ作品の具体的な魅力を紹介しながら、その創造の本質にせまる。情熱と感動と深い洞察により天才の真の姿が今蘇る。

この本の目次

第1講 ピカソ体験とパリ
第2講 ピカソ芸術の変遷
第3講 ピカソを超える

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