世界でもっとも
読まれている哲学書

「私は考える、ゆえに私はある」。近代以降すべての哲学は、この言葉で始まった。世界中で最も読まれている哲学書の完訳。平明な徹底解説付。

方法序説
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:テ-6-3
  • 刊行日: 2010/08/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-09306-6
  • JANコード:9784480093066
ルネ・デカルト
ルネ・デカルト

デカルト,ルネ

1596〜1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラフレーシ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学と医学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『省察』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去。

山田 弘明
山田 弘明

ヤマダ ヒロアキ

1945年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。西洋近世哲学専攻。現在、名古屋文理大学情報文化学部教授、名古屋大学名誉教授。

この本の内容

「私は考える、ゆえに私はある」―近代以降のすべての哲学は、「考える主体」を導き出すこの言葉から始まった。これは、すべての人間が理性を有することを前提として、近代精神の確立を宣言するものである。かくして、本書は、世界でもっとも読まれている哲学古典の一つとなった。だが、若きデカルトが、すべてを疑うという地点から発して、精神と神の存在を証するまでには、緻密な思索を重ねる必要があった。その思索はどのようなものだったのか。本文庫版では、原文完訳に加え、正確な理解ができるような、完全な解説と注を付す。

この本の目次

第1部 諸学問の考察
第2部 方法の規則
第3部 道徳の規則
第4部 形而上学の基礎
第5部 自然学の諸問題
第6部 自然研究公刊の是非

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