アレクサンドリア

E.M.フォースター 著 , 中野 康司 翻訳

二三〇〇年の歴史を持つ古都アレクサンドリア。この町に魅せられた作家による、地中海世界の楽しい歴史入門書。
【解説: 前田耕作 】

アレクサンドリア
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:フ-32-1
  • 刊行日: 2010/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-09336-3
  • JANコード:9784480093363
E.M.フォースター
E.M.フォースター

フォースター,E.M

1879〜1970年。イギリスの作家。19世紀ヴィクトリア朝的価値観に異を唱え、人生のあるべき姿、社会のあるべき姿を追求し続けた。著書に、『ロンゲスト・ジャーニー』『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』『ファロスとファリロン』『インドへの道』『モーリス』『民主主義に万歳二唱』など。

中野 康司
中野 康司

ナカノ コウジ

1946年神奈川県生まれ。元青山学院大学教授。オースティンの長篇六作品を個人全訳。ほかに、『ジェイン・オースティンの言葉』(ちくま文庫)、フォースター『アレクサンドリア』(ちくま学芸文庫)、オースティン・リー『ジェイン・オースティンの思い出』など。

この本の内容

地中海を望む古都アレクサンドリア。2300年の歴史を持つこの街には、地中海世界の栄枯盛衰の物語が刻み込まれている。アレクサンドロス大王の東征、クレオパトラの死、ナポレオン対ネルソンの海戦…。そして歴史の表舞台に幾度となく登場し、早くから国際都市として発展してきたこの地には、最先端の文化と技術が集まっていた。世界の七不思議に数えられるファロスの大灯台、70万冊の蔵書を誇った大図書館、ユークリッド幾何学、プトレマイオスの天動説…。この街の奥深い文化に魅せられた作家フォースターによるコンパクトで楽しい歴史案内。これ1冊で地中海史がわかる。

この本の目次

第1章 ギリシャ・エジプト時代(陸と水
ファロス、ラコティス、カノポス ほか)
第2章 キリスト教時代(ローマの支配
キリスト教共同体 ほか)
第3章 哲学都市(ユダヤ人
新プラトン主義 ほか)
第4章 アラブ時代(アラブ人の町
トルコ人の町)
第5章 近代(ナポレオン
ムハンマド・アリー ほか)

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