数学という学問 3 ─概念を探る
”数学は自由である”
全3巻完結!
19世紀後半、「無限」概念の登場とともに数学は大転換を迎える。カントルとハウスドルフの集合論、そしてユダヤ人数学者の寄与について。全3巻完結。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,100円(税込)
- Cコード:0141
- 整理番号:シ-28-3
- 刊行日:
2013/03/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:240
- ISBN:978-4-480-09423-0
- JANコード:9784480094230
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「数学は自由である」と宣言したカントルが確立した新しい数学、集合論。「無限」を数学の概念として明確に取り入れる集合論は、過去の伝統を一切背負わない数学であり、その誕生は言わば「抽象数学」から「捨象数学」への大転換を宣言するものであった。本巻ではカントルの諸論文やハウスドルフの著作『集合論概要』などを読み解きながら、19世紀後半から20世紀半ばまでの流れを辿る。ユダヤ人数学者たちの目覚ましい活躍により展開した20世紀数学、「自由で開かれた数学」は、情報化の進展したいま、どのように変容していくのだろうか―。全3巻完結。
第7部 無限概念の登場(連続性と実数
カントル―集合論への道
集合論の成立
カントルの後半生と2つの大予想)
第8部 数学の転換期(19世紀から20世紀へ
抽象へ向けて―測る、近づく
数学が展開する場)
第9部 数学の新しい流れ(ユダヤ民族とその思想
20世紀数学のはじまり)
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